学術大会長 挨拶

     

     第39回学術大会に向けて

     第39回日本健康科学学会学術大会 
      学術大会長 吉野 秀朗 
    (医療法人財団慈生会 野村病院 常勤顧問、
    杏林大学医学部 客員教授)

    学術大会長

    このたび、「第39回日本健康科学学会学術大会」を令和6年12月に全国町村会館ホール(東京都千代田区)において開催させて頂くこととなりました。日本健康科学学会の伝統ある本学術大会を、信川益明理事長をはじめ会員の皆様のご高配でお世話させていただけますことは、大変な名誉であり光栄に存じます。
     本学会の学術大会では、健康長寿社会、健康寿命の延伸、健康維持とセルフケア、栄養と身体活動といった保健・医療・健康など様々な分野を包含した健康科学の領域、テーマにこれまで取り組んできております。第39回日本健康科学学会学術大会におきましては、「テーマ「健康寿命の延伸」~超高齢社会における健康科学の役割~」をメインテーマとします。第36回学術大会で議論されたテーマを引き続き取り上げ、超高齢社会の今健康寿命に注目が集まる中、口腔ケアの大切さ、咀嚼機能と嚥下機能の保持と向上について議論しながら、口腔・嚥下機能が身体リハビリや身体機能向上にどのような影響があるかも議論したいと考えます。今学術大会では、健康科学のさらなる一面とも言える化学物質管理やリスク評価もテーマとして開催させていただく予定です。
     一般発表では、健康長寿、食と機能性、運動と健康、疲労、睡眠、抗加齢、精神保健、医療、医薬、福祉、健康機器、健康サービス産業、高齢者福祉、高齢者の健康増進と事故防止、健康政策など幅広い分野からの演題を募集し、具体的で活発な議論を展開出来ればと考えております。特別講演、教育講演(日本医師会認定産業医制度の生涯研修会)などの準備を進めております。次号において、詳細なご案内をさせていただきます。
     ぜひ多くの学会員の方々にご参加いただき、学術交流や多分野の連携を深めていただけましたら幸いに存じます。本大会へのご支援、ご協力をお願い申し上げます。